ボンジュー´ω`)ノ
今回は時事ネタでいきます!
フランスはサマータイムを導入しており、10/30 午前2時に「冬時間」にするため、
1時間時計の針を戻しました。
そのため、日本との時差はそれまでは7時間でしたが、現在8時間になりました。
今は、スマートフォンやパソコン等、デジタル機器は自動的に時間を合わせてくれます。
東京オリンピック2020の開催に当たり、
競技を涼しい時間帯に実施するため、
「サマータイム導入」が議論されたことがありましたよね。
今回は、サマータイムについて、色々な記事も参考にしながら、私見を述べて行きます。
サマータイムとは、
「Daylight saving time(日光節約時間)」のことです。今回は「サマータイム」の名称を使っていきます。
まず初めに、以前から私は日本のサマータイム導入に「賛成」でした。
もちろん弊害や障害はあるでしょうが、それを考慮してもとても賛同できるシステムだと思っていました。
遡ることだいぶ前、私はカナダに1年住んでいました。
カナダは早くからサマータイムを取り入れ、(調べたら世界初でした…)
私もそれに倣って、時計の針を進め、また戻しました。
当時語学学校に通っており、学校の先生から、
「サマータイムになるor終わるから、次の授業の時間は、今から1時間遅くor早くなるよ」と言われたことを覚えています。
カナダの夏に関しては、
1時間時計の針進めたことで、
日の明るいゴールデンタイム(プライムタイム 19:00-22:00)が長くなり、
多くの人が外にいて、街に活気がありました。
また、その時期は屋外のフェスティバル
(音楽や映画)も多く開催されていました。
冬に関しては、1時間戻すため更に日が短くなりますが、
「あー、この時間でもう真っ暗か、でも外は寒いし家帰ろう」となりました。
これが「サマータイムっていいじゃん!」と思った最初のきっかけでした。
一般的にサマータイムの大きな利点は、
日照時間が延びるため
・省エネ、節電
・活動時間増加による経済活性化
・余暇の充実
などが挙げられます。
日本の夏って、日の出が午前4:30くらいですよね。
朝4:30から外が明るいことに、
「どのくらいの人が得を感じているんだろう」とずっと疑問に思っていました。
夜勤・早朝勤務の方には、早く明るくなることがいいのかもしれませんが、
日中働く人には、カーテンの遮光が不十分だと、睡眠の妨げになりかねません。
関東に関してですが、6月くらいから日の入りが19時くらいになります。
それがサマータイム導入により日没が
「20時」になると、
屋外でのイベントや飲食店も増えるのでは、と考えていました。
ただ単に、
仕事帰りでも外がまだ明るいのは嬉しい
→そのまま家に帰るのはもったいない
→どこかに寄って行こう♪
→ウキウキ🎶
→ついでに経済効果に繋がる
と安易な発想がうまれていました。
そのため、
「サマータイム導入、やっぱり賛成🙋」。
とにかく1人称「あくまで自分が」という考えでした。
しかしですね、
フランスにやって来て初めてのサマータイム、欠点もありました。
例えば、夏の花火大会。
フランスは夏の日の入りが遅く、22時過ぎまで明るいため、日没を待ってから花火開始となります。
そうなるとだいたい22:30から。。。
終わって電車で帰ると、もう終電…。
また、子供と観たいなぁ、と思っても
うちは21時に就寝のため、とても難しい。
でもサマータイムがなく、あと1時間早く始まれば、観れたのかもなぁ。
また、冒頭のように冬時間に戻すと、
いつもの食事や就寝の時間が1時間遅くなるため、子供から
「お腹空いた」「眠い」と連発され、
たかが1時間ですが、子供が適応するまで1週間くらいかかりました。
また、サマータイムに慣れていないビジネスパーソンや旅行者にとって、
このサマータイム開始・終了の時期の交通機関での移動は、多少の混乱は生じますよね。
立場が変わると、デメリットも見えてくる。
夫にサマータイムについてどう思っているのか尋ねると、
「うーん、要らないよね…🤔💭」
「ないなら、ない方が良い」
なんだそう。
で、恥ずかしながら、私が知らなかっただけなのですが、
欧州連合(EU)の欧州議会は、
「サマータイム」を2021年に廃止する法案が可決しました。って💦
ただ、新型コロナウィルスの渦中のため、
今年(今回)は見送られた模様。
廃止に至った主な理由は、
「省エネルギー効果の乏しさ」
「健康に悪影響を及ぼす」
なんだそうです。
当初私が思っていた
「日本もサマータイムの導入したらいいな」に関してですが、
まずそのシステム作りをどうするか、
どれだけ期間や予算がかかるか、とか、
日本人の気質として、
「石橋を叩いて渡る」慎重な考え方に加え、
省エネ効果があまりないという結果が出ている、とか、
実際に私がフランスで感じた不都合とかを鑑みると、
「まぁ、ないよな…」
ってことが、私の中の落とし所となりました。
でも今回調べた中で、サマータイム施行当時は、とても画期的な考えだったことが分かりました。
そういった意味では、とても良い機会になりましたのよ。
おわり。