モノについて考えてみる

こんにちは。

 

今回は、モノにまつわる話をしていきます。

フランスとは関係ないです。

 

実は船便で送った日本からの荷物が、

7月末にフランスに届きました。

約3ヶ月で到着!しかも、送ったままの状態に限りなく近い美品で。

上出来です✨

 

最初に7箱、2週間遅れで1箱を船便で発送しました。

不思議なのが、追加で送った1箱が1番先に到着しました。

それも、計8個はまとめてじゃなくて、

“ 1個、3個、1個、2個”と順次届きました。

 

そして、関税がエライ事になっちゃいました。

詰めた荷物にそれぞれ値段を記入をしなくてはいけません。

でも、その値段の付け方かわからないので、日本の郵便局に問い合わせたところ、

「減価償却した値段を記入してください。

でもあまりにも逸脱した値段を書くと、

現地の税関が荷物を開けて、インターネットなどで日本での販売額を調べる、って話を聞いたことがあります。」

と言うではありませんか!!

 

ちょっとビビって、真に受けちゃいました。

なので、ほとんど新品ではないため、購入金額の半額か3割程度の金額に設定しました。

そしたら、7箱でおよそ関税11万円(800ユーロ)を支払うことになっちゃいました。

送料より高い!!

冷静に考えると、

わざわざ開けてモノを調べるなんてめんどくさいこと、するわけないじゃん!ですよ。

もうちょっと安く申告すれば良かったな、と残念に思いました。

 

で!あと1箱だけ届かない。

色々調べたら、フランスに到着したものの、

「宛名不完全」

とのことで、

また日本に送り返されてました。

ガ━l||l(0Δ0)l||l━ン

他の6個と紐付けした伝票、かつ住所をコピペしてたから、誤記入したわけでもなく…

 

謎。ナゾ。NAZO。

でも、もう過ぎたこと。そこは蒸し返さずに行きます。

 

結局、日本に舞い戻ったその箱は、日本の家族の家に転送してもらいました。

形式的にはフランスには到着したので、

最初の送料は相殺され、新たにフランスから日本に返送された送料を追加で支払うことになりました。

 

長旅を終えたその1箱は、私(だけ)の靴が入った箱でした。

一旦箱を開けて、家族に中身を確認してもらうと、

「あ、この靴(あったんだ…)」

忘れていた靴との思いがけない再会。

モノが多すぎる証拠です。

 

これと同じこと、前にもやっちゃってます。

1箱私のバッグだけ、ってのがありました。

日本で箱詰めしているとき、

「あんまり使ってないけど、このカタチ(や色)なかなかないから」

「日本では使ってないけど、フランスで使おう」

と、私なりに厳選しました。

その数、約20個…

いやー、今見てみると、多すぎでしょ!?

 

「いつも使わないモノなんて、この先もずっと使わない」

とてもありふれた文言だけど、

分かってたつもりでも、手放せなかったんですよねー。

 

今回移住するにあたり、衣類と一部の書籍、子供のおもちゃと調理器具以外、

所持品を一切合切処分しなければいけませんでした。

コレって、本当に大変だった。。

出発の1年半前からメルカリに出品し、

売れた品数約300点。

その他、家具家電などは粗大ゴミはもちろん、友人に貰ってもらったり、ジモティーで譲ったり、

自宅前に並べて、持って行ってもらったり、

図書館や児童館に寄付したり。

 

それでも、心を鬼にして残ったものをたくさん捨てました。まだまだ使えるものばかりだったのに、、

気持ち程度の「ごめんなさい」を言って、罪悪感を軽くしていた気がします。

 

「安かったから」

「頂き物だから」

「いつか使おうと思って買ったから」

こんな理由でどんどん増えていったんだと思います。

 

自宅を棚卸しした気分ですよ。

ペン1本を1つの品物として数えていったら、軽く2000〜3000点はあったと思います。

生きていくとモノっておびただしい数に増えて行くことを身をもって体感しました。

 

そして、それらを処分することにかかる時間と労力と費用。膨大です。

また、壊れてもいないモノを棄てる罪悪感やゴミが増えること、気持ちのいいことではありません。

 

この引越しがあったことで、私の意識改革が始まりました。

 

例えば、

「ごちゃごちゃしてて、キレイに収納したい」と思ったら、

引越し以前のわたしの思考は、

「IKEAかニトリに行って、見合うサイズの収納箱を買ってこよう」

 

で、その時はスッキリするんだけど、

新たに引越しをすると、その箱は新しい家のサイズに合わなかったりする。

結果、不用品になる。

 

新しいわたしの思考は、

「家に使っていない箱はなかったっけ?」

「ダンボールや空き箱で代用できないだろうか?」

そして、どうしても買わなければいけない場合は

「新しく買うこの箱は、今後不要になったとしても○○に代替えできるだろうか?」

 

とまで考えるようになりました。

とにかく、増やさない。

あるものでやってみる。

 

ミニマリストになりたい、とか

地球や環境に優しく、とか

お金の節約、とか

全部そうなんだけど!

「不要になったモノを処分すること」は

極力減らした方が良い。

自分にも、地球にも、経済にも。(厳選するけど、買うは買うから)

ちょっと苦し紛れだけど三方良し。

 

もちろん年齢的なこともあると思います。

20〜30代って、手に入れることが至福だったりしますよね。

でも結局、実用的なモノに勝るモノなし、って考えになっていくのかなー。

案外引越しは関係なく、年の功なのかもしれない…。

 

ひとまず、もうバッグは買わないぞ!!

 


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おもちゃ屋にて。

「モンチッチ」ってワールドワイドだったんですね。こんな進化を遂げて…。