続・がっこうものがたり

こんにちは。

 

日本の秋とは全く違うリヨンの秋。

涼しすぎて、薄手のカーディガンやシャツワンピなんて、全く出番はありません。。

9月に(薄手の)ダウンジャケットを着たのは初めてです。

 

さて、今回も子供の学校についてです。

 

学校の話で不可避なのは、新学年の開始時期です。

なぜ、世界共通じゃないんでしょうかね。

日本の「4月」始まりは、世界で見るとかなり稀有だと思います。

 

欧米は9月始まりが多いですが、

みんなまとめてキリの良い

「1月」開始に統一すればいいじゃん!と思ってしまいます。

夫曰く、「夏休みが終わったら新学年」って気分になるから、1月始まりなんて考えられないそうです。

 

この開始時期のズレによって、少なからず翻弄される人はいるでしょう。

上の子に関しては、フランスでの9月の新学期に転入するため、日本の保育園の年長クラスを数ヶ月で退園しました。

そして、上の子は日本の小学校1年生を半年分前倒ししています。

 

フランスでは6歳児は「小学1年生準備クラス(小1準備クラス)」になり、

来年から正真正銘の「小学1年生」。

 

もし、開始時期が世界共通なら、

保育園での年長さんの運動会やお遊戯会も経験できたのになぁ。。

親としてはちょっと悔やまれます。

 

まぁ、日本の「4月始まり」も、ルーツを調べると“止むを得ず”って感じだったので、

受け入れるしかないですが、

留学など、卒業時期が母国と異なると帰国してから持て余す時間ができてしまう。

それも人生、致し方ナシ、、。🍐🍐。

 

上の子は、フランス語もままならないのに、

算数などの学校要素も始まりました。

入学してから2,3週間経った頃、

担任の先生とフランス語の補習クラスの先生に呼ばれました。

「あなたのお子さん、授業について行けてないから、幼稚園に戻った方がいいのでは?」

「このままだと、小1準備クラスを来年もう1年やってもらうことになる」

と。

こどもは語学が分からないうえ、

「40分前後の授業を座って聞く」ことに慣れていないため、集中できていないんだそう。

 

夫から聞いていた、

「フランスは義務教育でも留年・飛び級がある」ってハナシが真実味を帯びてきました。

 

どうするかは両親で決めてください、と委ねられました。

補習クラスの先生曰く、

このケースはよくあることで、

1年幼稚園年長クラスに下げれば、フランス語もある程度身に付くので、

翌年小1準備クラスに上がったら(戻ったら)、補習クラスを受けることなくスムーズに小学校に行ける、とのこと。

 

夫と話し合い、子供のためを考え幼稚園に学年を下げることに決めました。

また、入学した学校は、フランス語の補習クラスがあるから決めたのですが、

幼稚園に行くならその恩恵は不要になるため、

最寄りの学校(自宅から徒歩2分)に転校させたいとも考えました。

その旨を学校に伝えると、“教育委員会”なる機関へ連絡してくれることになりました。

 

結果・・・

「年齢に適したクラスの在籍を推奨し、

幼稚園への転入、他校への転校は認めない」

となりました。

 

転校となれば、

下の子の幼稚園も変わらなければいけなかったので、いやー、ソワソワしましたよー😥

 

でも、現地の子たちに実施された学力テストを上の子にも受けさせ、著しく学力が不足しているなら、再検討するってことになりました。

 

この義務教育の留年や飛び級制度、とても良いと思います。

日本は年齢を重視する文化から、1才でも年上だと特別視されがちですが、

その子供の理解度にあった学年に在籍することが、子供にとって1番良いと思った事案でした。

 

上の子の担任の先生はとても生徒想いで、

自分の休日を割いて、クラスの子供たちと一緒に行けるトレッキングルートを探してくれたり、

費用を最小限にしながら、積極的に課外活動(映画を観に行く、マラソン大会をするなど)を実施する方針の方です。

夫はこの先生のファンで、

「もし転校になったら先生が代わってしまい悲しい」とボヤいていたので、

現状維持となった今、良かったと思っています。

今は学力テストの結果を待っています。

 

余談ですが、フランスの教員は基本的にずっと同じ学年を受け持つことが多いようです。

(例えば、小1クラスを毎年受け持つ)

だから下の子も2年待てば、この先生が受け持つんだろうと思います。

 

違う話題ですが、

子供のクラスには、「移民の国だな!」と思うくらい様々なルーツを持つ子供がたくさんいます。

地域性もあると思います。都市なので多いのかもしれません。

 

アフリカ系、アラブ系、アジア系、白人系。

その子供たちは生粋のフランス人なので、

こんな風に分けるのは、とても愚かな考えだと重々承知で書かせてもらいます。

 

国際化が進む日本でも、

外国人は少数で、公立の学校では圧倒的に日本人が多いそんな島国出身の私には、

とってもとっても新鮮なんです。

 

例えば、イスラム教徒も多いフランスですが、

わたし、ムスリムの女性の足下を見るのが好きなんです。

人によっては、頭だけor体全体を布で覆いますが、

足元は自由なようで、

「素敵なサンダルやカッコいいスニーカーを履いているな」、とつい見てしまいます。

 

またヒジャブ(頭の布)を上手く使って、耳とヒジャブの間にスマートフォンを挟み、

これぞまさしく「Hands Free」、で電話してる人を見ると、憧れさえ感じます。

やってみたいな…。

 

また、アフリカ系の方のコーンロウやブレイズ(頭髪を編み上げる髪型、三つ編み等)を見るのも大好きです。


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恐らく、美容院で施しているんでしょうが、

男の子でも短めのコーンロウをしてるのを見ると、カワイくてキュンキュンします。

女性が、長いブレイズを大きくおダンゴにしてまとめているのも好きです。

 

ただね、以前海外旅行で、わたしコーンロウをやってもらったことがあるんです。

毛先にビーズを付けてもらって、

完成した時は、首をブンブン振って、ビーズがカチカチいう音を聞くのが楽しくて。

最初の2,3日は良かったんですが、

4日目くらいから、編んでいる根元の頭皮が痒くって、痒くって💦

分け目の頭皮は指で洗えるのですが、、、

あと、どこかの髪が引っ張られて、頭皮がつれてしまい、なんだか違和感があったのを覚えています。

そんな経験から、あの痒さをどう対処しているのかも気になるポイントです。

 

興味と憧れが高まる人間観察。

不快感を与えないよう、極力ジロジロ見ないようにしてますが。。

 

子供は大人よりも、見た目に惑わされない審美眼があると思います。

是非、気が合うお友達に出会えるといいなぁ。。。

 

あ、ちなみに学校イヤイヤだった下の子は、

1ヶ月も経たないうちに担任の先生が大好きになり、

いまは毎日笑顔で登園しています(๑′ᴗ‵๑)