リヨンの夏の過ごし方

Bonjour!

 

暑さ到来!

いかがお過ごしでしょうか?

リヨンの気温は大体30℃~37℃です。

以前も記載しましたが、

日本と比べ湿度が低い分、日陰なら涼しく感じ、私なら1時間のピクニックがギリギリできるかな。

みんな上手に木陰を見つけてランチしています。

 

そして、バカンスのシーズン到来でもあります。

親戚たちも2~3週間の休暇を取って、海や山に行ってくるそうです。

リヨンの鉄道駅にも、バカンス軍団がたくさんいます。

 

それにちなんで、今回はリヨンの夏にまつわる話題をいくつかまとめていきます。

 

まずは

【冷房器具】

店舗には日本のクーラーなる冷房装置があり、涼しく過ごせますが、

各家庭となると頑張って扇風機止まりです。

なぜ冷房器具が扇風機だけなのか?

こちらは昼と夜の寒暖差があり、今でも朝18℃前後の日もあるため肌寒く感じるほどです。

そんなこともあってか、「それなりに」快適に夜寝ることができます。

ただ、近年は夜間でも20℃以下にならない熱帯夜(日本では25℃以上が熱帯夜の定義)が多くなってきているとのこと。

リヨンでも寝苦しい日が多いです。

扇風機を1晩中稼働させていますが、子供が暑がっては、夜間起きてしまうこともしばしば。

 

 

話は逸れますが、「網戸」という代物は、とにかく優れているとずっと思っています。いや、思っていました。

フランスに網戸がないのを知っていたため、網戸は特注で空輸してでも手に入れたいアイテムでした。

では、フランスはどうかと言うと、

「風穴があるシャッター(雨戸)」が一般的です。

そこに観音開きの窓が付いている。

引き戸タイプはあまり見かけないので、網戸設置は難しい、と今は断念しています。

 

シャッターを“ 風穴あり”と“ 全閉め”に調整できます。(リモコンor手動で)

これ、日本の一軒家で、雨戸を防犯目的に使用している方には朗報ではないでしょうか?

 

左:全閉め 右:風穴あり

 

日中は“ 全閉め”にして遮光し、木陰効果を用いて、比較的室内で涼しく過ごします。

夜間は“ 風穴あり”にして、風を通します。

そのため、クーラーが普及していないのだと思います。

 

しかし、風穴が小さく(縦1mm×横10mm)数も少ないため、虫などの侵入は防げるものの、網戸よりは通気孔の面積がだいぶ少ないので、涼を得るには網戸に軍配が上がります。

それでも網戸しか知らなかった私には、フランスのシャッターもなかなかやるなー、って感じです。

 

今後も気温上昇の可能性があるため、各家庭にクーラーの普及も近い将来あるかもしれません。

 

【子供の遊び場】

日本にいた頃は、児童館には大変お世話になり、暑い日や雨天時は本当に助かりました。

しかし、フランスには公的な児童館のような施設はありません。

また、じゃぶじゃぶ池のような水遊び場もほぼありません。

なので、スイミングプールが唯一の選択肢になります。(公園でも遊べますが、暑すぎ!)

市営のプールはいくつかあり、予約が必要です。

また、衛生管理上、水着は競泳水着のみ。

ダボッとしちゃあ、いけません!

理由は、暑いから自宅から水着を来てそのまま泳ぐことを避ける、

ダボッとしていると衛生的に良くない、と。なので、私と夫はピッタリ水着を持参。

いざプールに向かうと、入口で水着を持ってきているか検問があります。

こちらの落ち度ですが、子供の水着が競泳用ではなかったので、その場で門前払い。

今着用していないことを証明しても、です。

粘ってみたら、1着なら競泳水着を貸してくれる、となったため、子供1人だけプールへ。

なかなか徹底されていました。

スポーツ、アウトドア全般に関しては、

フランスではおなじみの店「DECATHLON」さんにお任せ!子供の競泳水着を買いに行きますよ。

 

あとは郊外のプール施設か小川で水遊びかな。

そう!最近はひんやりしている自宅アパートの地下駐車場で、子供がキックボードで遊んでいます。

夏の間、子供がキックボードに飽きないことを祈るのみです。 

 

【蚊】

フランスにも蚊はいます。

朝より夕方によく刺されます。

虫除けスプレーもありますが、効果はあるようなないような…でも使っています。

蚊に刺された翌日にぶり返す痒み、

「追いかゆみ?」「戻りかゆみ?」

(正しくは遅延型反応)、アレ強めです。

ムヒが欲しい。心から。

ちなみにこれは蚊取り線香ならぬ蚊取キャンドル。(イメージ画像)


f:id:YuzuMitsuko:20220728051840j:imageレモングラスの成分が入っています。

 

【バーベキュー】

日本(というか東京近辺)のバーベキューって、少し敷居が高いと言うか、

前もって予約をしたり、場所によっては料金がかかったり、何日も前から決めておく必要がありました。

でもこちらは、とても気軽にバーベキューしています。

今住んでいるアパートは家具付きですが、バルコニーに電気のバーベキューグリルが置いてありました。

オット曰く、「炭で焼くのが正式なバーベキュー、電気で焼くのは電気バーベキュー」だそうですが、

それでも電気バーベキューをしたがります。

(バルコニーだとしても)屋外で食べることはとても身近で、「嬉しいこと、気持ちいいこと」なんだろうな、という印象です。

 

家族の集まりの際は、みんな料理を持ち寄ります。

日本では見た事のないお料理をいつも楽しみにしています。

なので、ゆっくりとですがこちらでレシピを紹介していこうと思います。

 

ではでは、チャオ!

 


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各アパートに専用の遊び場があったりします。

アパートの広さと専用庭は比例する印象です。うちはご覧の通りこぢんまりしていますが、おもちゃもあって子供は1時間くらいなら遊んでくれます。ありがたき小庭🏞