こんにちは。
日本からフランスへ戻ってきて、早1ヶ月。
日本滞在中は毎日が楽しすぎて、一瞬で終わった感じです。なので、わたしホントに日本に居たんだっけ?と思ってしまう今日この頃。
リヨンは、8月中旬に熱波がやってきて、
夜9時でも36,7度と暑かったですが、扇風機とアイスノンでなんとか凌げました。
その後は30℃前後で経過していて、過ごしやすい晩夏です。
最近のハナシですが、我が家は家(アパート)を買いました。
今回は家購入についてお話していきます。
以前から家購入の話は夫婦間で出ていましたが、
夫は田舎の庭付き一軒家の出身、私は都会の集合住宅で育ち、それぞれ自分の生育環境に似た家を希望していたため、何年も平行線のままでした。
そのため、家購入にはどちらかの大きな譲歩が必要だったため、
このままずっと賃貸で良いかな?と私は漠然と思っていました。
ただ、現在の賃貸アパートが手狭になってきたのは否めません。
そんな時、たまたま親戚の紹介で、うちの近所の売り物件を内見したことで、
お互い「今より広い家が欲しい!」の炎がくすぶり始め、
結局、”集合住宅でも良いね”、と夫が意見を翻してくれたおかげで、
子供が同じ学校に通えるエリアの中古アパートを、今年に入って本格的に探すことになりました。
結果、探すこと半年、訪れた物件数11軒目にしてやっと住みたいおうちが見つかりました👏
そこで、私の日本での賃貸物件探しの経験を踏まえ、フランスの家購入に関する特徴的なことを書き出してみます。
・一般的な探し方は、日本と同様にインターネットもしくは不動産屋で探す。
(日本よりは釣り物件が少ない印象)
・各物件にはそれぞれ特定の不動産屋が決まっており、その都度アポを取らなければいけないため、内見できる物件はだいたい1日1軒。
(1回だけ、とある不動産屋が複数似た物件を扱っていたため、同日に2件訪問できた)
日本のように、不動産屋が他社と物件を共有することはないため、1日に何件も回れる効率の良さはフランスにはありません。
・「あなたの他にも多数の方が内見を予約している」→「今すぐ決めちゃってくれ」の煽りは、フランスにもある。
どこまで真実かわからないけど、こいつハッタリかましてそう😏っていうテキトーな不動産屋もいたにはいたよ。
ずーっとネットに売り物件が掲載されている人気がなさそうな家でも、「今日は内見希望が3件ある」とか。
あと、物件情報サイトから不動産屋へ送ったメールに返信のないこともわりとあった。
でも総体的に誠実な不動産屋さんが多い。
・フランスの多くのアパートには、地下に物置がついている。(平均して2,3畳間程度)
・駐車場は住宅費用以外に別途必要。購入の場合、相場は15000〜30000ユーロ。(私のエリアで)
・フランスは、地震や台風などの天災が少なく、家が痛みにくいこともあるため、
家屋の資産価値は、経年劣化があっても日本のような激しい低下はほぼない。
そのため、築年数は日本ほど重要ではない。
また劣化が緩やかであるため、売却時は購入額とほぼ同額で売れるらしい。
また、DIYをする文化があるので、例えば安くて古い家を購入し、長ければ10年以上かけて自身でリノベーションをする人もいる。
・”室内の機密性やガスの効率性”みたいな数値(DPE,GES)が、大変重要な指標になる。
その評価が低いと、保温性が低いため冬の室内が寒い、暖房をつけても部屋の温まりが悪いことを意味する。
・売り主と価格交渉は可能なところが多い。
私たちの場合、各不動産屋さんのアドバイスも考慮して、アパートと駐車場の合計額から10000〜20000ユーロ引いた額で交渉したりしました。(実は別物件で価格交渉に失敗しました…😂)
・公証人を自分で探す。
私たちの場合、義両親がお世話になった公証人にお願いしました。
ちなみに、家の購入額にもよるのだと思いますが、私たちはアパート購入額の8%を公証人に支払わなければいけません。
日本と違うのは、こんな感じでしょうか?
ちなみに、万年深刻な空き家不足のパリと比べると、リヨンはそこそこ売り物件があり、パリより価額が低いため、
中にはリヨンから新幹線で片道2時間かけてパリに通勤している人もいるそう😳 ̖́-︎
ちなみに家購入の意思が決まったら……
・住宅ローンの銀行の審査には約3ヶ月かる。(現金一括購入だと、約1ヶ月)
・購入の意思を不動産屋に伝え、
不動産屋が売主と買い手双方の公証人と連絡を取り、対面(かオンライン)での契約を行う。
1回目は取引き金額や所有物などを確認し、公証人が書面を作り、双方意義がなければサイン。(仮契約みたいな)
その後、買い手側はクーリングオフが1週間可能となります。
その後、双方異議がなければ、本契約を結び、売買が終了。カギがもらえます。
契約時に双方の公証人、不動産屋の担当者、売主と私たちが参加しましたが、
フランス語が飛び交いすぎてついていけず、途中眠くなってきてしまい、うつらうつらしてしまいました💦
(フリスクを10個以上食べたにも関わらず)
そして、先日無事に本契約が終わり、
晴れてアパート購入が完了しました。
今回の件は、夫が銀行とのやり取り、各所への連絡などを密に取ってくれ、全て執り行ってくれているため、私は面倒なことはノータッチ。
フワフワっとしている立場なので、
私は「家、買ったぞーーーーー!」みたいな達成感はあまりありません。
ただ、こんなにありがたいことはないよね。
そして現在は家具家電の購入に加え、
内壁のペンキ塗りをやってます。
目指せ、北欧モダン🎶
家電と家具を売っている店舗で、まとめ買いをして、店長と直談判したら割引きしてくれたよ。
でもたくさん買ったとて、送料は無料にはならないんだよね、、、
日本って、送料に関して優しすぎるね。
そうだ!
ビックリしたことがあって。
エアコン設置はまだまだ一般的ではないフランスですが、
設置の際は、アパートの年次総会で
他の住民から、設置許可の了承を得ないといけない、
というルールがあるんです!!
エアコン設置の際、室外機を繋げるために壁に穴を開けますよね。
それは、つまり
「入居者全員のアパート(建物)に穴を開ける」
ってことなので、
勝手に穴を開けてエアコンを繋げるのはルール違反なのだそう。
そりゃ、エアコンが普及しないわけだよな。
総会の時期によっては、急なエアコン設置が無理な訳で…
あと1ヶ月弱で新居に引越しを完了させる予定なので、ちょっとバタバタしそう。
ではでは、引越しの話で面白そうなことがあれば、また書いてみます✨
残暑厳しいかと存じますが、お身体に気を付けて〜🐥🐥






















